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【健康事典】《第09章ー皮膚》身体の”第一関門”!

アレルギー

第09章では皮ふ組織について分かりやすく解説します。

皮ふ組織は細菌やウイルスなどの外敵から身を守る、正に“第一関門”としての役割があります。

また、角質や汗と共に老廃物を排泄したり、温度や痛みなどの感覚を感じ取ったりする役割もあります。

そんな皮膚の構造や働きについて、具体的に見ていきます。

①構造と役割

皮膚組織は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」

3つの層が重なってできています。

 

表皮

表皮はさらに「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」 の4つの層に別れています。

  

角層

「角層細胞」が約20層重なってできています。
角層細胞とは、死んで硬くなった皮ふ細胞の事で、細胞の膜が分厚く、「ケラチン繊維」という丈夫な繊維を豊富に含んでいます。

 角層の役割は、「バリア機能」です。主に次の3つの作用があります。

  • 角層の内側の水分の蒸発を防ぐ(保湿作用)
  • 外からの異物(細菌やアレルゲンなど)の侵入を防ぐ
  • 紫外線の刺激から身を守る

   

顆粒層

「ケラトヒアリン顆粒」と呼ばれる  小さなツブツブでできています。

  役割は「角層のサポート」です。

  • 光を反射し、紫外線の侵入を防ぐ
  • 角質の保湿成分の材料を作る

という2つの働きがあります。

  

有棘層

  有棘細胞という棘(とげ)のある細胞が約10層重なってできています。

  ここには、免疫細胞の一種である「ランゲルハンス細胞」という細胞が存在していて、外から侵入してきた異物の情報を脳に伝えるという役割があります。

  

基底層

表皮の一番したにある層で、1層の細胞でできています。

皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)のスタート地点となる場所で、「角質細胞の産生」「メラニン色素の産生」が行われています。

主に「ケラチノサイト」「メラノサイト」「メルケル細胞」の3種類の細胞で構成されています。

角質細胞の元になる細胞で、ケラチノサイトが分裂を繰り返す事により角質細胞が産生されています。

メラニン色素を産生することで、真皮を紫外線から守る役割があります。

指先や手のひら等の感覚が敏感な部位に多く存在し、「やさしく触られた感覚」を脳に伝える役割があります。

 

真皮

 表皮の下にあり、皮膚の大部分を占める層です。

 「エラスチン」「コラーゲン」の2種類の繊維でできていて、肌の弾力やハリを産み出しています。

 また、繊維の隙間を埋めているのが「ヒアルロン酸」「コンドロイチン硫酸」です。水分をたくさん含むゼリー状の物質で、肌のうるおいを保つ役割があります。

 また、真皮には血管や神経も走っており、触覚や痛覚、温感などの感覚の受け皿である「感覚受容器」や、毛髪の生える場所である「毛包」、発汗作用により体温調節を担う「汗腺」もこの場所にあります。

 

皮下組織

 皮膚の一番下の層で、

 大部分が脂肪細胞でできています。

 脂肪細胞には、必要なエネルギーを脂肪として貯蓄したり、外部からの衝撃から内臓を守るクッションとしての役割があります。

また、太い血管や神経も通っていて、真皮や表皮に栄養を供給しています。

②皮ふ細胞の一生

私達の皮膚は、常に古い細胞が新しい細胞に入れ代わっています。

皮膚細胞は、基底層のケラチノサイトの分裂により産生されます。

その後、「有棘細胞」「顆粒細胞」と分化・成熟しながら、上の層へと移動していきます。そして、一生を終えた皮膚細胞は「角層細胞」となり、最後には垢となって角層から剥がれます。

この一連のサイクルを、皮膚の「新陳代謝(ターンオーバー)」と呼んでいます。

③まとめ

皮膚は、私達の身体を守るだけでなく、様々な感覚を伝えたり、体温調節や老廃物を排泄する役割があったりととても重要な役割がたくさんあります。

そんな皮膚を美しく保つ事も健康の一つと言えるのです。

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