皆さんこんにちは!べじ(Vegi)です。
今回は、先日のニュースやSNSでも大きな話題となっている
「ヒートショック」
について分かりやすく解説します。
命に関わることもあり、ニュースをみて「怖いな」と感じられた方も多いでしょう。では。ヒートショックとはどんな時に起こりやすいのか、対処法はどうすれば良いのか、詳しく見ていきましょう。
①ヒートショックとは?
「ヒートショック」とは、温度の急激な変化で血圧が上下に大きく変動する等によって起こる健康被害とされます。失神したり、心筋梗塞や不整脈、脳梗塞を起こすことがあり、特に冬場に多く見られます。高齢者に多いのが特徴とされています[1] 。
そもそも、なぜこのようなことが起こってしまうのか?
それは、ヒトをはじめ多くの生物にも備わっている「ある機能」が関係しているからです。
②なぜ起きるの?ヒートショックのメカニズム
ヒトの体は、外からの刺激や環境の変化に対して生命維持に必要な機能を正常に保つ働きがあります。この働きのことを「恒常性維持(ホメオスタシス)」と呼びます。体温や血圧、血糖値、代謝反応、免疫など体内のあらゆる部分でこの機能が働いていて、お互いに関係しあっています。
この機能のうち、特にヒートショックに関連するのが 体温調節と 血圧です。
体温低下→血管収縮→血圧上昇・血流低下→脳梗塞や心筋梗塞の原因に
冬場に 暖房が効いた部屋から寒い脱衣場やトイレに行った際に寒さで体温が下がると、身体は中心部の体温を維持しようとして、細い血管が収縮します。すると、末端や脳などの血流は悪くなってしまいます。また血圧も急上昇します。これが心臓にも負担をかけ、不整脈や心筋梗塞、脳梗塞を誘発する原因となるのです。
体温上昇→血管拡張→血圧低下→失神や意識消失の原因に
寒い 脱衣場、浴室から熱い湯船に浸かると体温が一気に上昇し今度は逆に血管が拡張し血圧は下がります。血圧が急に下がると失神したり意識が消失してしまうことがあり、これが助けを求められず発見が遅れる原因となっています。また、湯船で失神して溺れてしまうケースも多く発生しています。
これらの要因が重なると命に関わることも少なくありません。そのため、ヒートショックを起こさないために十分な対策をする必要があります。
③どうすればいいの?
消費者庁では安全に入浴するための注意として次の5点があげられています。
(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
(2)湯温は 41 度以下、湯に漬かる時間は 10 分までを目安にしましょう。
(3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
(4)アルコールが抜けるまで、また、食後すぐの入浴は控えましょう。
(5)入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。消費者庁『冬場に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!』より
これから分かる、ヒートショックの予防・早期発見に大切なことは、
- 温度差をつくらないこと
- 血圧の乱高下のリスクを避けること
- 万が一の時に発見して貰える環境を作ること
この3点を普段から意識して対策を講じておきましょう。
参考にした文献・サイト
- ^消費者庁. 別添 高齢者の事故に関するデータとアドバイス等. 2022.12.27. (https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_067/assets/consumer_safety_cms205_221227_02.pdf)
- ^厚生労働省. ホメオスターシスについて. 2016.05.30.(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000123635.pdf)



コメント