皆さんこんにちは!ベジ(Vegi)です。
皆さんは「肺活」という言葉をご存知でしょうか?
「肺活量」とは肺に入る空気の量のことです。そして、この肺活量を増やすためのトレーニングが「肺活トレーニング」と呼ばれています。
実は、日頃の体調管理からガンなどの病気の改善・予防、アンチエイジングまで、そのすべてのカギを握っているものこそ、この「肺活トレーニング」であると言っても過言ではないのです!
今回は順天堂大学医学部の小林弘幸教授の著書
『最高の体調を引き出す 超肺活』
より、肺活トレーニングがいかに重要なのかをご紹介します!
①肺が衰えるとどうなるか
免疫機能が低下する
ヒトは1日約20,000Lの空気を体内に取り入れています。その空気中にはホコリやカビ、細菌、ウイルスなど身体に有害な物質も含まれます。肺には免疫細胞が存在しこれらの物質から身を守っています。
肺の機能が衰えると、免疫細胞の働きが低下しウイルスや細菌による肺炎を起こしやすくなります。
心血管疾患のリスクが高まる
肺は血液中に酸素を取り込み全身に供給しています。また、血液中から二酸化炭素を取り込み呼気として排出します。
肺が衰えて血液中の酸素濃度が減ると、脳は血液の量を増やそうと心臓や血管に負担をかけます。これは心臓や血管の病気のリスクとなる可能性があるのです。
全身の臓器が影響を受ける
酸素濃度の低下は脳や心臓以外の全身の臓器に何らかの影響をもたらす可能性があるのです。
例えば、脳が酸素不足に陥ると集中力が低下したり、疲れやすくなります。また冷え性や肌荒れは末端の組織に酸素が届いていない可能性があります。
このようにさまざまな身体の不調や病気が肺の機能の低下と関わりがあるのです。つまり、「肺を鍛える」ことが健康を維持する上でとても重要なことが分かるかと思います。
②肺活トレーニングとは何か?
肺は鍛えられない
実は肺そのものは鍛えることができません。それはなぜか?一つは一度低下した肺機能は元に戻らないからです。肺は約3~6億個の「肺胞」が集まって出来ています。肺の一番奥にあり、酸素と二酸化炭素の交換が行われる場所です。この肺胞は一度壊れると再生できないのです。
もう一つは、肺自体には収縮したり拡張したりする機能がないからです。その役割を担っているのは肺の周りやお腹にあるさまざまな筋肉です。これらは総称して「呼吸筋」と呼ばれます。
ではどうすれば良いか?
答えはシンプルです。肺に入れられる空気の量(=肺活量)を増やせば良いのです。そうすることで1回の呼吸で取り入れられる酸素の量が増えるため、結果的に肺の機能を高めることにつながるのです。
そのためには、
- 深呼吸を行う(呼吸法のトレーニング)
- 呼吸筋を鍛える(呼吸筋のストレッチ)
この2つを毎日継続して行うことが大切です。具体的なトレーニング方法については、今回の参考書籍である『最高の体調を引き出す 超肺活』(著:小林弘幸)に詳しく掲載されています。
③肺活トレーニングのメリット
自律神経を整えることが免疫機能を高めることにつながる
身体には 免疫細胞の約70%が存在している場所があります。その場所が「腸」です。腸もまた、口から入ってきた様々な刺激や有害物質から身体を守ってくれています。その腸の働きをコントロールしているのが「自律神経」です。腸には脳に次ぐ多さの神経が張り巡らされています。肺活量を上げると呼吸が深くなり、自律神経が整うことにつながります。
自律神経が整うと腸の働きが活発になり、腸内環境の改善にもなります。結果的に免疫機能が高まるとともに、 便秘や下痢などの不調の改善も期待できるということです。
血流が改善することで、生活習慣病などの予防になる
自律神経が整うことのメリットのもう一つは 血流が改善することです。血管もまた、自律神経の支配を受けて収縮したり拡張したりしています。交感神経が優位になり過ぎると血管の収縮が過剰になり、血流が滞ります。すると細い血管に赤血球などの血液成分が当たって血管の壁に傷がついてしまいます。その傷に血液成分が引っ掛かりできるのが「血栓」です。これが脳梗塞や心筋梗塞といった病気の原因となるのです。また傷ついた血管の壁は次第に固くなります。これが「動脈硬化」です。
血流がよいと血栓や動脈硬化ができにくく、 結果的に高血圧や動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの予防にもつながるのです。
④まとめ
いかがでしたか?肺活量を鍛えることの重要性がご理解いただけたかと思います。いままで何をやってもイマイチ改善しなかった・・・なんていう体の不調も「肺活トレニーング」でよくなるかもしれませんね!
参考にした文献
小林 弘幸. 最高の体調を引き出す超肺活: 株式会社アスコム; 2021 3.29.



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