スポンサーリンク

#0036 あなたは大丈夫?「殿様枕症候群」

コラム

皆さんこんにちは!べじ(Vegi)です。

皆さんは寝るときどんな枕を使われていますか?そしてその枕は身体に合っていますか?

普段何となく感じている体の不調は、実は枕が原因かもしれません!

なかなか疲れが取れないんだよね~

枕を変えてみたら???

今回はそんな枕が原因で起こる「殿様枕症候群」と呼ばれる症状についてわかりやすく解説します。

①殿様枕症候群とは?

「殿様枕症候群(英語名=Shogun pillow syndrome)」とは、高くて硬い枕を使っていると、脳卒中の一種である「特発性椎骨動脈解離(sVAD)」という疾患の原因になるとして、国立循環器病センターが提唱した新たな疾患の概念です。
研究では、特発性椎骨動脈解離の患者(sVAD群)において、高さが12cm以上の高い枕の使用率がそれ以外の患者(非sVAD群)に比べて高いことが示され、発症との関連が指摘されています[1]

②殿様枕症候群になったらどうなる?

椎骨動脈は首の後ろを通っている血管で、左右に1本ずつ、計2本あります。血管の内側が裂ける(=乖離)と、その部分に血液が流れ込み血の塊(=血種)ができます。これが原因で血管が細くなったり(=狭窄)詰まったり(=閉塞)します。また固まった血液が移動して脳の血管を詰まらせて脳梗塞を引き起こしたり、場合によっては圧力に耐えきれず破裂しくも膜下出血となることもあります[2]

発症には頭痛を伴うことが多く、特に普段とは違う頭痛(特に後頭部の痛み)やめまいを感じた場合はすぐに病院を受診した方が良いでしょう[3]

③予防するためには?

まずは日ごろ使っている枕が高すぎないか見直してみましょう。寝たときに首が大きく曲がらず、自然に立っているときと同じような姿勢を保てる高さが望ましいとされています。また、柔らかい枕を使用するなど首が曲がりにくくなるよう工夫することも大切です。

テレビやスマホを見たまま寝落ちするという習慣のある方は、首が曲がったままで眠りに落ちることで椎骨動脈に負担がかかる姿勢になりやすいのでやめましょう。

④まとめ

いかがでしたでしょうか?何気ない習慣が命にかかわる事に改めて気づかされた方も多いのではないでしょうか。もちろん、椎骨動脈解離がこれだけで完全に予防できるということではありませんが、日ごろの小さい努力で発症の可能性を少しでも下げられるのであれば、ぜひ気を付けていきたいですね。


参考にした文献・サイト

  1. ^Egashira S, Tanaka T, Yamashiro T, et al. High pillow and spontaneous vertebral artery dissection: A case-control study implicating “Shogun pillow syndrome”. European Stroke Journal. 2024;9(2):501-509. doi:10.1177/23969873231226029
  2. ^Neurological surgery Vol.47 No.8. 医学書院; 2019.
  3. ^Neurological surgery Vol.46 No.4. 医学書院; 2018.

コメント

タイトルとURLをコピーしました